ジャケットも一新してようやくの復刻！！
フランチェスコ・ナストロの最原点は93 年頃、イタリアの巨匠ブルーノ・トマソのグループに加わったことですが、96年の本作で、日本のファンには大きくアピール。ゲイリー・ピーコック〜ピーター・アースキン、といった鉄壁のコンビ、そしてECM 辺りでも大活躍する二方を迎えての本作は＜ ECM 系のピアノ・トリオの世界＞ + ＜イタリアらしい暖色系のトーン＞ - ＜シリアスさ＞といいましょうか・・。それほどまでにピアノ・トリオのリリースも多くない当時でもあり、大いに注目されたものでした！
アースキンのシンバル・ワークはとにかく無類のきらめきを持ち、本人とメンバーのコンポジションはそれぞれ、記憶の片隅に残るメロディアスな世界を形成。ECM ほどにはアブストラクトでないだけに、日本人好みの世界。アースキンのドラムが踊り舞うM-5、三位一体モード・フレーズが切れるM-7 など、聴き所の一枚。(infoより)

*いかにも今度のジャケはイメージが湧きそうですね。録音時はまだ新人の域を出ない若手ピアニストの一人だったナストロとピーコックとアースキンのリズム・セクションは異質の感がしなくもないのですがそれが見事にECMのイメージから解き離れた温もりをも感じさせる。素晴らしい作品が再び陽の目を見る快挙と言えそうです。オススメ！！(K)

Francesco Nastro(p) Gary Peacock(b) Peter Erskine(ds)

1.Love Waves 2.Last First 3.Fenesta vascia 4.Looking In 5.Wonder Rhythm 6.Dialogo I 7.Dialogo II 8.Dialogo III 9.Up, Up, and... 10.Sweet Before 11.Time At Home
(ITINERA/USA) (前のジャケットが変更になりました（緑色のバックでピアノをひいている）