Robert Lakatos(p) Fabien Gisler(b) DOminic Egli(ds)
1.All Or Nothing At All 2.Never Let Me Go 3.My Favorite Things 4.Last Time Together 5.Weaver Of Dreams 6.Ray's Idea 7.The More I See You 8.Estate 9.Waltz for Sue 10.When Will The Blues Leave 11.Till There Was You 12.You're My Everything
前のアルバムははっきり印象に残っていないわけではないが並みいるトリオモノを押しのけてというほどでもなかったように思う。今もその状況は変わらないのだけれども、このハンガリー出身のピアニストが奏でる音は硬質でタッチも強い。前作と同じリズム・セクションは切れの良さでラカトシュをバックアップする。さらに言えばラカトシュの自由奔放な流れに一定のパルスを与えることによりそのサウンドは新たな生命力を注ぎ込まれたようだ。トリオはやはりリズムに乗れなくてはその価値は半減する。その点ラカトシュの溢れるイマジネーションは堅実で剛質なベースワークとシャープでアイデア溢れるフィルインが身上のドラミングに支えられた結果、敢えて推薦作とします。録音の質も当然の如く最高！
