このレコーディングは僕が最近、ワイン・エキスパートの資格を取得した事に端を発する。ここ数年来のプロデューサーである鈴木繁氏から吉岡秀晃さんとパット・グリンで、ワインを飲む時のお供になる様なアルバムを作ってみてはどうかと提案があったのだ。
ジャズとワインのマリアージュへの挑戦である。
華やかで豊潤な吉岡さんのピアノはまさに極上のヴィンテージワインを想起させるし、力強いパットのベースはさながらニューワールドのワインの様。僕としてもアサンプラージュのしがいがあるというものだ。ユニット名もワインの神であるバッカスから由来する。
ジャズの録音スタジオとしては都内随一の定評がある、サウンドシティ世田谷でのレコーディングはすこぶるスムーズに進み、日が暮れる頃にはラストテイクを終えることが出来た。(ライナーノーツより抜粋)
大坂昌彦 (ds)
吉岡秀晃 (p)
パット・グリン (b)
1.The Days Of Wine And Roses 6:11
2.Norwegian Wood 6:59
3.Milestone 6:08
4.Sophisticated Lady 5:38
5.Blue In Green 4:49
6.Here’s That Rainy Day 6:55
7.Alfie 5:45
8.What Are You Doing The Rest Of Your Life 6:09
9.C Jam Blues 7:23
10.These Foolish Things 6:27
(DAIKI MUSICA) (2020年4月29日発売)