アメリカから帰国した日野皓正が、新たなグループを結成して挑んだ次なる境地。市川秀男、杉本喜代志、日野元彦に加え、レジー・ワークマンと中村照夫を迎えた意欲的な布陣である。日野がワン・ホーンでダイナミックかつ繊細に吹き切る様は圧巻。力感と疾走感を兼ね備えた端正な「言言(ゴンゲン)」と、ディープで美しく創意に満ちた「ピース・アンド・ラヴ」、ともにこの時期の日野の充実を映す名曲/名演である。
日野皓正(tp)、レジー・ワークマン(b)、日野元彦(ds)
市川秀男(p, el-p)、中村照夫(per)、杉本喜代志(g)
1. 言言
2. ピース・アンド・ラブ
1970年日本録音
オリジナル発売︓1971年
(ULTRA-VYBE/SOLID) NIPPON JAZZ SPIRITS〜和ジャズ傑作選