ヴィレッジ・ヴァンガードでの有名なトリオ録音作『Waltz For Debby』 の「ライヴ」セッションのわずか10日後、ベーシストのスコット・ラファロが高速道路で事故死を遂げたが、ほぼ1年後の1962年にビル・エヴァンスは本格的に活動を再開。
深く傷ついたエヴァンスは、結局、同じドラマー(ポール・モチアン)、ベースのチャック・イズラエルとトリオを再結成し、彼らが初めてスタジオを訪れ、全曲バラード・テンポのアルバム『ムーンビームス』と、「普通」のセットの本作を同時に制作。
プロデューサーのオーリン・キープニュースは、スローナンバーを8曲も続けて録音するのは疲れるだろうと考え、2枚のアルバムのレパートリーを3日間に分けて録音。その結果、エヴァンスのカタログに素晴らしい2枚のアルバムを加えることができた。
Bill Evans(p) Chuck Israel(b) Paul Motian(ds)
[LPレコード]
1.How My Heart Sings
2.I Should Care
3.In Your Own Sweet Way - (take 1)
4.In Your Own Sweet Way - (take 2, bonus track)
5.Walking Up
6.Summertime
7.34 Skidoo
8.Ev'rything I Love
9.Show-Type Tune
(RIVERSIDE) 1803691